【歴史的建造物アーカイブ】馬車道大津ビル(旧東京海上火災保険ビル)

名称:馬車道大津ビル(旧東京海上火災保険ビル)
ふりがな:ばしゃみちおおつびる(きゅうとうきょうかいじょうかさいほけんびる)
(概要)
神奈川県立歴史博物館の斜向かいに建つベージュのタイルと縦長窓が特徴の味のあるビル「馬車道大津ビル(旧東京海上火災保険ビル)」。無駄のないシンプルなスタイルは現代的で街並みにすんなり馴染み一見歴史のある建物だと気づかぬほどだが、建造は1936年でこの地に約80年建ち続けている。
設計は木下益治郎。元は「東京海上火災保険」の横浜出張所ビルとして昭和11年(1936)に建てられた。「協同飼料研究所」を経て、現在は「馬車道大津ビル」としてオフィスやギャラリーの入る現役のビルとして活躍している。
シンプルで味わい深い建物は、趣のまた異なる「旧横浜正金銀行(神奈川県立歴史博物館)」や「旧富士銀行横浜支店(東京芸術大学大学院映像研究科)」といった重厚な建物と隣り合いながら共に歴史的な景観を形成し、通りに横浜らしい雰囲気を生みだしている。
(DATA)
建築年代:昭和11(1936)
構造・規模:RC造4階・地下1階
設計/施工:木下益治郎/大林組
指定/分類:横浜市認定歴史的建造物
指定年月日:平成12年度
所在地:横浜市中区南仲通4-43

馬車道大津ビル-THE YOKOHAMA STANDARD

(写真撮影:2014.9)


2015-02-02 | Posted in 歴史的建造物アーカイブ, | tag:

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