【歴史的建造物アーカイブ】旧灯台寮護岸

名称:旧灯台寮護岸
ふりがな:きゅうとうだいりょうごがん
(概要)
みなとみらい地区と北仲通地区を結ぶ北仲橋から見える、石積みの風情ある護岸「旧灯台寮護岸」。”旧灯台寮”とは洋式灯台の建設・整備をする為の機関。北仲通地区は”灯台事業発祥の地”といわれ、この地でイギリスの技術者R.H.ブラントンらが日本全国の灯台網整備に尽力。灯台寮の敷地にはかつて煉瓦造りの試験灯台もあった。
石が横に真っ直ぐに並んでいる「布積護岸」は明治6年頃(1873)の建造。隅を立てて斜めに落とし込んだ谷積護岸は、施設の拡張による埋め立てにともない明治30年(1897)に築造された。
北仲通北地区の区画整理事業に伴い、一度解体した上で復元された「旧灯台寮護岸」。明治期に造られた貴重な護岸である共に、”灯台事業発祥の地”というこの地区の歴史を今に伝える遺構である。
(DATA)
建築年代:<布積護岸>明治6頃(1873)・<谷積護岸>明治30(1897)
構造/規模:石積護岸/<布積護岸>17.0m・<谷積護岸>59.7m
指定/分類:横浜市認定歴史的建造物
指定年月日:平成20年度
所在地:中区北仲通6

旧灯台寮護岸-the yokohama standard

(写真撮影:2014.9)


2014-10-27 | Posted in 歴史的建造物アーカイブ, | tag:

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