【歴史的建造物アーカイブ】エリスマン邸

名称:エリスマン邸
ふりがな:えりすまんてい
(概要)
建築家アントニン・レーモンド設計により横浜の生糸貿易商フリッツ・エリスマンの私邸として大正15年(1926)に建てられたエリスマン邸。アントニン・レーモンドは、帝国ホテル建設に際し近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトとともに来日。その後も長きに渡り日本に留まり、日本建築界に多大な影響を与えた。
建物はレ-モンド初期の作品。直線を基調とした簡潔なデザインであると同時に、互い違いに並んだ寄棟屋根、バルコニーによる壁面の凹凸感、1階は縦向き・2階は横向きに張られた外壁、サイズや形の異なる様々な窓など多様なニュアンスに富んでいる。
一時はマンション建設による解体の危機にあり工事の現場事務所として使われていたが、解体を惜しむ声が上がった結果、元町公園内の現在の敷地に平成2年(1990)に移築復元され一般公開されている。
(DATA)
建築年代:大正15(1926) (平成2 移築)
構造/規模:木造2階・地下1階・小屋裏部屋付
設計/施工:アントニン・レーモンド/清水組
指定/分類:横浜市認定歴史的建造物
指定年月日:平成6年度
所在地:中区元町1-77-4 元町公園内(旧所在地:山手町127番地)

erisumantei-the yokohama standard

(写真撮影:2014.8)


2014-10-20 | Posted in 歴史的建造物アーカイブ, | tag:

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