【横浜の坂道】見尻坂(中区)
元町プラザの裏手から外国人墓地に沿って曲がりくねりながら続き、横浜地方気象台を経て山手本通りへと至る「見尻坂」。
ユニークな坂の名は、前を行く人の尻がすぐ目の前にくるほどの急坂、ということからつけれられたという。かつては元町プラザのある辺りに「増徳院」があり、近くには明治維新後に増徳院から分離した「元町厳島神社」の社殿があった。見尻坂はこの脇を通ることから「宮脇坂」とも呼ばれていたという。増徳院、元町厳島神社ともに関東大震災で甚大な被害を受け、後に現在の所在地へ移転している。
外国人墓地を横目に、道沿いには樹木が生い茂り、ブラフ積の石壁にそって曲がりくねりながら続く、古き良き山手居留地の名残を感じさせる雰囲気の良い坂道。
坂下から。右手に外国人墓地。
坂下の元町方面を望む。老舗のパン屋「ウチキパン」が見える。
ブラフ積の擁壁。苔むす姿がよい雰囲気。
坂の中ほどから坂下を望む。
道沿いには見事な樹木が生い茂る。
外国人墓地に沿って坂は続く。
曲がりくねりながら続く坂道。
アメリカ山公園の入口を過ぎると舗装された通りとなる。
横浜地方気象台。
坂上付近から。
見尻坂
所在地:横浜市中区元町~山手町