【YOKOHAMA SNAP】龍華寺の牡丹と春の花々
花の寺として知られる金沢区の古刹・龍華寺(りゅうげじ)。春の境内では多彩な牡丹が絢爛たる大輪を咲かせ、八重桜、藤、つつじ、紫蘭などの花々も咲きそろい、心地良い香りに包まれている。
(龍華寺)
龍華寺の歴史は古く、文治年間(1185~90)に源頼朝が文覚上人と共に六浦の山中に創建した浄願寺が起源とされる。後に戦乱によって荒廃したが、明応8年(1499)に融弁上人により現在地にあった光徳寺と併合され龍華寺として再建された。江戸時代の観光案内ガイドブック『江戸名所図会』でも取りあげられ、『暁の振鈴の声は、無明煩悩の眠を覚し、夕の梵鐘の響きは、三途の迷夢を破る。実に江南の一精舎たり』などと記されている。県の重要文化財に指定されている梵鐘をはじめ多数の貴重な文化財を所蔵し、境内に四季折々に草花が咲く「花の寺」としても知られている。
紫蘭
藤
つつじ
牡丹のつぼみ
八重桜
龍華寺
横浜市金沢区洲崎町9-31
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