【横浜の神社】舞岡八幡宮
昔ながらの田園風景が残る舞岡ふるさと村の小高い丘の上に鎮座する「舞岡八幡宮」。田んぼの間の参道を通り石段を上ると、緑に包まれた静寂な境内ではゆったりとした時が流れる。
旧鎌倉道沿いにあり、古くは”腰村”と呼ばれた舞岡。鎌倉時代の乾元元年(1302)、村で源氏の白旗が空に舞い、これを吉兆として村名を”舞岡”と改めたことが舞岡の名の由来とされる。この際にあわせて、石清水八幡宮を勧請し「舞岡八幡宮」が創建されたと伝えられる。舞岡は戦国時代には”前岡”とも呼ばれ、江戸幕府による相模国の地誌『新編相模国風土記稿』において、八幡宮は村の鎮守で神木の老杉があると記されている。現在境内にあるイチョウの古木は横浜市の名木古木に指定されていて樹齢は240年。毎年4月15日の祭礼では、忌竹をめぐらし、中央の大釜で沸かした湯に笹の葉を浸し、神前と参詣人にまく年中行事「湯花神楽(ゆばなかぐら)」が行われる。
舞岡八幡宮
所在地:横浜市戸塚区舞岡町946
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