【横浜の坂道】汐汲坂(中区)

元町からフェリス女学院前の山手本通りに至る細く急な坂道「汐汲坂」。古くは農夫たちが塩作りの為に海水を汲んでこの坂を上ったことが坂の名の由来ともいわれるが定かではない。「汐汲坂」という名は山手居留地に新設された26か町の一つでもあり、明治32年にこれら26か町を廃して同区域に山手町が新設された。坂の途中にある元町幼稚園の敷地には、かつて横浜高等女学校(現・横浜学園)があり、戦前に『李陵』の作者・中島敦が国語教師を勤めていたことでも知られる。落ち着いた佇まいの静かな丘の上と賑やかな街を結ぶ坂道で、坂下にはポンパドウル本社ビルやレストラン、カフェが立ち並ぶ。

汐汲坂3-THE YOKOHAMA STANDARD

汐汲坂4-THE YOKOHAMA STANDARD

汐汲坂2-THE YOKOHAMA STANDARD

汐汲坂1-THE YOKOHAMA STANDARD

汐汲坂
所在地:中区元町~山手町


2015-08-25 | Posted in 横浜の坂道, | tag:

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