【史跡・遺跡】野島の掩体壕(えんたいごう)

歌川広重『野島夕照』で知られる海抜57mの野島山。野島山を中心に整備された野島公園の遊歩道を歩いていると、山肌にカマボコ状の大きな口を開けたような不思議な景観に出会う。このトンネルにしては妙に平べったい不思議な穴は「野島掩体壕」で、第二次世界大戦中に旧横須賀海軍航空隊基地の戦闘機を守る為に建設された地下格納庫。長さは約260メートルで野島山の東西をトンネル状に貫通している。戦争末期に掘削工事が進められたが、終戦で実際に使用されることはなかったという。国内に現存する掩体壕の中でも最大規模と言われ、歴史を今に伝える希少な横浜の戦争遺跡。

野島の掩体壕-THE YOKOHAMA STANDARD


2015-04-27 | Posted in , 史跡・遺跡 | tag:

関連記事