【横浜の坂道】霞ヶ丘の坂
野毛山動物園の先の丘陵地に広がる西区霞ヶ丘。一本松小学校前を通り久保山へと続く尾根道からのびる「石坂」、「丘友坂」、「植勘坂」をはじめ、丘の下から野毛山公園への近道となる急階段の「百段坂」など、狭い路地が縦横にのびるどこか懐かしい町にはいくつもの坂が見られる。
(石坂)
野毛山公園近くの尾根道から坂下の報恩寺まで続く。昔は坂に石が敷き詰められた箇所があったという。戦前は坂沿いに捺染工場があったが今は静かな住宅街となっている。
石坂の坂上
坂下にある報恩寺の百日紅が綺麗に花を咲かせている。
(百段坂)
石坂の坂下から東へ少し進んだ地点から野毛山公園脇へと一気に上がる近道の急階段。実際の段数は113段。坂上からは丘陵地に住宅地がつらなる独特の景観を望む。
百段坂の坂下
急な階段が続く
中ほどからの眺め。関東学院の校舎が見える。
坂上からの眺め
(丘友坂)
一本松小学校近くの交番からのびる坂で、途中に霞ケ丘丘友会館がある。丘友会館前の大きな木と周辺の古い石垣が印象に残る。細い道だが交通量は多い。
丘友坂の坂下付近・丘友会館前。
丘友坂の坂上から。
(植勘坂)
尾根道から丘友坂と並行してのびる坂。坂の途中にある明治19年(1886)創業・約130年続く老舗の植木屋さん「植勘」が坂名の由来。
植勘坂の坂下
味のある石垣に囲まれて坂が続く
坂の中ほどに老舗の植木屋さん「植勘」がある。
年期の入ったレンガ壁に目がとまる
植勘坂の坂上から
(霞坂)
野毛山から続いてきた道と藤棚浦舟通りをつなげる短い坂道。坂上の脇には地域のランドマークでもある歴史的建造物の「霞橋」がある。
霞坂の坂下付近から坂上を望む
坂上
坂上の脇には「霞橋」が架り、南区三春台へと続い行く。
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