【横浜の橋】浦舟水道橋

南区の中村川に架かる味のある赤い鉄の橋「浦舟水道橋」。元は山下町から元町・石川町に架かる「旧西の橋」として明治26年(1893)に架設された歴史のある橋。明治中期に用いられた橋梁形式である”ピン結合プラットトラス橋”で、日本に現存する最古のピン結合プラットトラス橋の道路橋として貴重。設計は神奈川県技師の野口嘉茂で、英国シェルトン社製の鋼材が使用されている。関東大震災を生き延びた後、昭和2年(1927)に西の橋より上流の「旧翁橋」として移設され、平成元年(1989)にさらに上流の現在の場所に「浦舟水道橋」として再移設された。平成2年度には「かながわの橋100選」に選定され、平成12年度には横浜市認定歴史的建造物に認定されている。周囲の景観の中でもひときわ存在感のある赤い鉄のトラス橋は、南区浦舟町から中村町に架かり、建造から120年以上経た今日もなお現役で活躍している。

(DATA)
建築年代:明治26(1893)旧西の橋として架設
構造・規模:ピン結合プラットトラス橋
設計/施工:野口嘉茂/不明(旧西の橋)
指定/分類:横浜市認定歴史的建造物(平成12年度)
所在地:南区浦舟町2-33~中村町3-191地先

浦舟水道橋1-THE YOKOHAMA STANDARD

 

浦舟水道橋4-THE YOKOHAMA STANDARD

 

浦舟水道橋3-THE YOKOHAMA STANDARD

 

浦舟水道橋2-THE YOKOHAMA STANDARD

(写真撮影:2015.5)

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2015-05-06 | Posted in 横浜の橋, | tag:

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