【YOKOHAMA SNAP】温室の珍奇な植物たち(横浜市こども植物園)
数十年かけて大きく育つサボテンの王様「金鯱(キンシャチ)」、靴下をはいたような姿が可愛らしい「金晃丸(キンコウマル)」、怪物の背骨のような「アルアウディア・プロケア」、巨大なバナナの葉や食虫植物など、不可思議で、可愛らしくもあり、おどろおどろしくもある珍奇な植物たち。こども植物園の温室は個性溢れる多様な植物に出会うことができる大人にとっても興味深いところ。
園内には乾燥を好むサボテンや多肉植物を集めた温室と、熱帯・亜熱帯の植物を集めた温室の2つの温室がある。
(サボテン・多肉植物の温室)
「アルアウディア・プロケア」ディディエレラ科 <原産>マダガスカル南部
小さな葉に覆われた怪物の背骨のような多肉植物。サボテンに似ているがサボテンと異なり棘は樹皮が突出したもの。
「キョウシウチワ(強刺団扇)」サボテン科 <原産>アルゼンチン
平たい団扇のような茎が連なって広がるウチワサボテン。立派な立ち姿
「キリンカン(麒麟冠)」トウダイグサ科 <原産>アフリカ
複雑な多面体のような形状。全身棘に覆われサボテンに似ているがトウダイグサ科の常緑多年草だという。
「ダイオウカク(大王閣)」サボテン科 <原産>メキシコ・アメリカ
そびえ立つトゲトゲ巨大ピクルスのような立派な名の柱サボテン。
「キンシャチ(金鯱)」サボテン科
サボテンの王様とも呼ばれる丸々と大きな金鯱。数十年かけて1m以上にもなり、花が咲くまで20~30年もかかるという。
「キンコウマル(金晃丸)」サボテン科 <原産>ブラジル
ふぁさふぁさした毛のような棘に覆われたサボテンが靴下を履いているようで面白い。
「タマオキナ(玉翁)」サボテン科 <原産>メキシコ
白い毛に覆われた名のとおり玉ころ形の小さなサボテン。寄り添うように群生する姿がとってもかわいい。
「オニキリマル(鬼切丸)」キジカクシ科 <原産>アフリカ南部
棘のあるアロエ。学名はアロエ・マルロシー。大きく育ったアロエは迫力がある。
「アカネマル(茜丸)」サボテン科 <原産>アルゼンチン
ピンクがかった棘に覆わたアルゼンチン産の柱サボテン。
「マンポウ(万宝)」キク科 <原産>南アフリカ
園芸店でよく見かける万宝も植物園サイズでみると違った世界観。
(熱帯・亜熱帯植物の温室)
「ムサ・ウェルティナ」バショウ科 <原産>東南アジア~インド
ピンク色の小さなバナナ。
「ヒョウタンウツボカズラ(ネペンテンス・アラタ)」ウツボカズラ科
食虫植物の代表的な一種。
「バナナ」バショウ科 <原産>熱帯アジア
バナナは木本ではなく草本の植物だという
「オオタチカラクサ(ブルージンジャー)」ツユクサ科 <原産>ブラジル
ブラジル南東部原産で学名は「ディコリサンドラ・ティルシフロラ」。10月頃青紫の花を咲かせる。
-おわり-
「横浜市こども植物園」
所在地:横浜市南区六ツ川3-122
(JR線・保土ヶ谷駅から) 神奈川中央交通バス「東戸塚駅東口」行き・「戸塚駅東口」行き・「芹が谷」行き、『児童遊園地入口』下車、徒歩5分。または、横浜市営バス53「平和台折返場」行き、『児童遊園地前』下車、徒歩1分
(京急線・井土ヶ谷駅から) 横浜市営バス79平和台折返場行きで『児童遊園地前』下車、徒歩1分
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