【YOKOHAMA SNAP】浜なし
8月から収穫が始まり、現在は”豊水”が収穫の時期を迎えている横浜特産の「浜なし」。樹上で充分に熟した果実だけが直売所などでのみ販売されるスタイルが特徴で、その日に収穫した新鮮な完熟梨の豊潤な味わいを堪能することができる。
「浜なし」とは梨の品種名ではなく、横浜市で認定された果樹生産者団体の統一ブランド名で、緑区、青葉区、都筑区、港北区、泉区、戸塚区などで栽培されている。主な品種は「新水」・「幸水」・「豊水」で早生の「新水」は8月上旬から、「幸水」は8月下旬から、「豊水」は8月末から9月にかけて収穫される。完熟の豊水はとてもみずみずしく、濃厚な甘みにさわやかな酸味のバランスが絶妙。密度のある実は柔らかく、噛めばショリショリした歯ざわりが心地良い。完熟&新鮮の美味しさがひと玉ひと玉に凝縮したこの時期ならではのハマの自然の恵みを楽しんでみては。豊水は9月上旬くらいまで。
写真は戸塚区舞岡町。市営地下鉄・舞岡駅周辺を中心とした約103ヘクタールが地域の農業振興と自然環境の保全活用をおこなう横浜市の”ふるさと村”に指定されていて、”谷戸”のある昔ながらの農村の田園風景が残され、自然と農業に親しむことができる場となっている。
舞岡の「角津農園」の直売所。<大玉ほど美味しい>と教えて頂いた豊水は、果汁が溢れとても甘い。