【YOKOHAMA SNAP】氷川丸と白灯台
今年で85歳の横浜のシンボル「氷川丸」とそのそばに建つ119歳の「白灯台」。横浜港の歴史の生き証人は両者合わせて204歳。昭和5年(1930)竣工の「氷川丸」は、病院船として用いられた第二次世界大戦中には3度機雷に触れながらも沈むことなく苦難の時代を耐え凌ぎ、引退後の昭和36年(1961)以来山下公園に係留され、横浜を代表する風景として親しまれている。一方の「白灯台」は氷川丸よりも先輩で明治29年(1896)の竣工。東水堤の先端に設置され長らく横浜港の安全を守ってきたが、客船が衝突する事故に遭った後に灯台としての役目を終え、昭和38年(1963)に現在の場所に移設、以来氷川丸と共に山下公園の桟橋から横浜港を見守っている。尚、白灯台と同時に建造された北水提の「赤灯台」は今も現役で頑張っている。
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