【YOKOHAMA SNAP】帝蚕倉庫C号
生い茂る夏の緑の中に堂々と立つ北仲通北地区の帝蚕倉庫C号。
この建物は横浜に集まる生糸を一括保管する倉庫として1926年に建造された。煉瓦の風合い、コンクリートの色味、扉の錆び、それらひとつひとつがこの倉庫が横浜で過ごしてきた長い年月を物語っている。
この地区を歩いていると自然と目に入る、親しみのある風景であった帝蚕倉庫群も、今はこのC号倉庫と帝蚕倉庫事務所を残すのみ。C号倉庫についても今後一旦解体された後、復元されることが決まっている。跡地では森ビルと丸紅が共同で再開発事業を行い、高さ約200メートルの超高層ビル建設が計画されている。