【横浜の川】梅田川
緑区の三保町付近を源流とし、新治市民の森沿いを北東に向かって流れ恩田川に合流する「梅田川」。川筋には周囲の豊かな自然と一体になったような美しい水辺空間があり、せせらぎの聞こえる新緑の綺麗な川沿いの道は、歩いていてとても気持ちが良い。
梅田川は緑区の三保町付近を源流とする鶴見川支流の1級河川で総延長は2.2km。新治町と小山町の境界で同じく鶴見川の支流である恩田川に合流する。中流部から約1km区間は国土交通省の「水辺の楽校プロジェクト」事業により、周辺の自然環境と調和のある川として整備されていて、流域にはオイカワやホトケジョウ、ゲンジボタルなどさまざまな生きものが生息している。親水広場として作られた「一本橋メダカひろば」は、中洲のある起伏に富んだ緑豊かな水辺空間で、ザリガニ取りをしたりして遊ぶたくさんの子どもたちの姿が見られる。
一本橋メダカひろばより少し上流にある「杉沢堰」は、田園地帯である梅田川で古くから作られてきたという堰の現存する唯一のもの。杉沢堰の辺りでは新治の森側から流れてくる小川が合流し、3本の橋が密集して架かって複雑でユニークな景観を作り出している。
梅田川周辺に残されている「新治市民の森」や「三保市民の森」の里山風景とともに、水と緑に囲まれた潤いと安らぎのある貴重な自然空間を形成している。
「梅田川橋」と「くるみ橋」
「杉沢堰」
新治小学校近くの川沿いの道
一本橋メダカひろば
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