【YOKOHAMA SNAP】野毛山公園と柳宗理

野毛山動物園の入口前に架かる「野毛のつり橋」。このつり橋を手掛けたのは、戦後日本を代表する工業デザイナーで、代表作の”バタフライ・スツール”や使いやすく形の美しいキッチンウェアなどで知られる柳宗理(1915-2011)。昭和46年(1971)に完成した「野毛のつり橋」は、つり橋型(斜張橋)の歩道橋という当時としては前例のない画期的なものであったが、これは<土木構造物を魅力的にデザインすることで、都市空間の質を上げようとする柳氏の考え>によって生まれたという。他に公園内の「看板」や「標識」も氏の手によるもの。都市空間を形成する構造物に美を導入するという先進的な試みとして造られたつり橋は、完成から44年の月日が経ち、動物園に入る前の印象的な風景として心に残る、野毛山公園を代表する景観の一つとして親しまれている。

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2015-11-03 | Posted in 風景・街角, YOKOHAMA SNAP | tag:

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